活 動 報 告


「沈黙の50年」上映会


 上映会に参加された皆さん、ありがとうございました。

「沈黙の50年」上映会

令和6年5月11日(土)、12日(日) 5回上映

来場者 196名

長野県障がい者福祉センター(サンアップル)1階ホール 

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集計結果について
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アンケート集計結果について
「沈黙の50年」上映会アンケート集計結果(記述式).pdf
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手話言語条例の制定についての説明会(長野市障害福祉課)

1月21日 手話言語条例の制定について説明会

 

    場所 長野市障がい者福祉センター

        202会議室

       15:30~16:00

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手話言語条例の制定について
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 長野市聴覚障害者協会顧問 寺沢さゆり長野市議会議員にインタビュー

・長野市手話言語条例の制定に向けて・・・・

 

 手話言語条例ができることが目的でなくて、聴覚障害の皆さんと一緒にいつでもどこでも、手話では話せるような長野市になったらいいなと思っています。命にかかわることもありますし、仕事はもちろん、手話は欠かせないコミュニケーションの一つだと思います。

 

・今年の5月の長野市聴覚障害者協会の定期総会の挨拶では・・・

 

 手話は完璧でしたと言っていただけてとても嬉しかったです。皆さんとかいわをしたいとか、こういった目的があると手話を覚えられるので、また、何か機会を与えていただければ、手話を学んで、みなさんと手話でお話ができるようにしたいと思います。

 

・皆さんにお伝えしたいこと・・・・

 

 6月市議会のライブ放送を見ていただいたけれども、テロップが入らないので、何を言ってるかわからない。聴覚障害者の方々にとって何が必要かとか、そういう一つ一つのことがわかっていませんでした。今回、聴覚障害者から、直接話を聞けることは私にとってとてもありがたいですし、感謝しています。こういうことを、議会でしっかりお伝えさせていただいています。皆さんと一緒に市民がより良い社会を作って行けたらと思います。 


    長野市聴覚障害者協会役員と寺沢さゆり市議

 

     (左から)千野副会長、寺沢さゆり市議、寺澤会長



1月1日 能登半島地震NHKニュース(手話通訳)の報道について



      NHKふれあいセンター(放送)から回答




   (左から)寺澤会長、寺沢さゆり市議、清水事務局長



12月12日 福祉環境委員会(参考人の委員会)

 

 

 長野市聴覚障害者協会事務局長の清水克彦と申します。手話で話をする時は机があると少し話しづらいので、立ってお話させて頂きます。

 今日は、趣旨説明の機会のお時間をいただき、ありがとうございました。

 今、私が表している手話は、聾学校で学んだわけではなく、ろう者同士の手話での会話を見て自然に手話言語として習得しました。これは日本のろう者だけではなく、世界共通して言えることです。

 卒業後社会で求められるのは、日本語なのだからと、ろう学校では「国語」の授業はありますが、母語である「手話」を学ぶ授業はありません。手話を十分に学べずに第二言語の日本語の取得を求められ、大変苦労しているろう者が多いことをご存じでしょうか。文章を読めば、または書けば分かると思っている方がとても多いです。

 例えば、聞こえる皆さんは「やさしい」という言葉の意味を、親や先生から教えてもらったのでしょうか。違うと思います。「やさしいね」という言葉を様々な場面で何回か耳にしているうちに、自然に「やさしい」という言葉の意味を理解します。まずは、ろう者にとっての自然の言葉である手話を身につけるために、言語条例を制定して手話で学び手話を学び手話をいつでも使える環境を整備してほしいと思います。

就労における社会生活についてですが、1日24時間の3分の1は仕事です。上司やまたは同僚が何を話しているか分からず、朝から晩まで毎日独立して寂しい思いをしている人がたくさんいます。職場の皆さんと同じように責任を持って仕事したい。困っている時はみんなと同じように感じたいです。筆談ではなく、手話でやり取りをして働いたいです。手話通訳者と同じレベルではなくても、手話で簡単な会話ができるだけでもありがたいです。

厚生労働省の障害者雇用実態調査は平成10年度までは5年に一回調査しました。この調査の結果によると、聞こえない人の方の転職率がもっとも高く、コミュニケーションがとれないため、人間関係が悪化していること、きこえないゆえに、配慮しなければいけないことが多い。賃金がもっとも低いなどが原因としてあげられます。

東日本大震災被害者に関するデータの障害者種類別を見ると、死亡率がトップなのは聴覚障害者です。原因は不明ですが、警報が聞こえなくて避難できていなかったことが大きいです。

私たちは、きこえないという着目した条例ではなく、少数言語である手話言語が地域に根ざした言葉として広く使われるような地域社会を目指したいと思います。聞こえない人が社会参加しやすくなるだけではなく、長野市民、長野市にある企業にとってもプラスとなるような手話言語条例を制定ほしいというのが私たちの願いです。

 以上、趣旨説明を終わります。ありがとうございました。



12月7日 長野市市議会本会議での傍聴

 寺沢さゆり市議が手話で手話言語条例をと訴えてくれました。市長は前向きに一緒に勉強しようとのこと。参加人数は、約30名です。

 皆様、ありがとうございます。

 

 荻原健司長野市長からは、「手話は言語であるとの認識に基づき、日常的に意思疎通をできる社会を目指す。制定に当たっては、地域で生活する聴覚障害者の皆さんのご意見を積極的にお聞きしながら、今年度中に勉強会を立ち上げ、早期制定を目指し取り組んで行きたい。」と答弁。



11月30日 長野市市議員会事務局

 

 長野市手話言語条例請願書提出

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請願書
長野市手話言語条例の制定に関する請願書
請願第017号【R0512定例会】R051130.pdf
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11月30日に議会事務局で手話言語条例の請願書提出。長野市議会議員寺沢さゆり市議と障害者福祉課長と当会会長寺澤会長と手話通訳者。

本議会で手話通訳者の配置確認するための下見。



11月20日 長野市行政懇談会

 市役所 庁議室

   出席者 長野市8名、

   顧問 寺沢さゆり市議 長野市聴覚障害者協会10名

 

     令和五年度の長野市に対する要望について

 

 今年度は、「ヒゲの校長」、「長野市手話言語条例の制定についての市長との懇談会」、 「善光寺ブル―ライトアップ」などにつ 

いて、聴覚障害者の福祉向上のために御協力を賜 り、誠にありがとうございます。しかし、聴覚障害者の取り巻く社会は、まだまだ厳しい 現状であり、長野市と共により良い街づくりを作っていきたいと思います。次の通り、要 望を理解していただき、御協力を賜りたくお願い申し上げます。

1. 私たちの団体を社会的に認められるために一般社団法人として、設立する予定でいま す。そのために聴覚障害者の社会参加しやくするために事業を委託できるようにお願 いします。

・手話を普及に関する事業(学校、ミニ手話講習会、善光寺ブル―ライトアップ等)

・社会参加するための社会教養講座事業(長野市の存在する聴覚障害者)

・手話奉仕員養成講座事業 ・聴覚障害者のディサービス事業 ・ろうあ相談員設置事業(正職員化)

・手話観光ガイド事業 ・手話通訳派遣事業

・ろう高齢者活躍推進事業

・聴覚障害者就労支援事業

・手話での広報報道事業

2. 聴覚障害者による聴覚障害者のための観光ガイドについて 長野市内を訪れる観光客聴覚障害者のために聴覚障害者による手話での観光ガイド資格 を取るために日本語の試験ではなく、手話の試験で対応をお願いします。

3. 災害に関する動画に、手話と日本語字幕付きの導入をお願いします。

4. 聴覚障害者が消防団員の加入できるようにお願いします。

5. 登録手話通訳者の身分保障について 意思疎通支援事業としての手話通訳派遣は、有償ボランティアであり、手話通訳者は きちんとした労働者として保障されていません。 手話通訳は、聴覚障害者のみに目が 行きがちですが、聴覚障害者のためだけではなく、市民、 行政、事業者など手話のわ からない人のためにあるので、重要なパイプ役を担っているといえます。長野市に登 録されている手話通訳者の複数人を正職員として採用するとともに、他の長野市登録 手話通訳者に対し、有償ボランティアではなく、何らかの形で、労働者としての身分 保障を求めます

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令和5年の要望書
令和五年度の要望書.pdf
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『手話言語の国際デー』善光寺ブルーライトアップ

  9月23日 18:00~ 善光寺本堂

 荻原健司長野市長、寺沢さゆり市議会議長、林善光寺寺務総長をお迎えして、点灯式を執り行いました。会場にお集まりいただいた大勢の皆様と一緒にカウントダウンで点灯。

 

主催者 長野市聴覚障害者協会、長野手話サークル

 

参加人数 約100名


   点灯式の来客

点灯式で寺澤会長挨拶。荻原健司長野市長、寺沢さゆり市議会議長、林寺善光寺務総長、手話サークル松本会長。


荻原健司長野市長と聴覚障害者協会と手話サークルとのスタッフ



金沢市手話観光、金沢市聴覚障害者協会との懇談会

 

 5月19日(金) 13:00~17:00

 金沢市

 参加者 5名

金沢市聴力障害者福祉協会が行っている手話観光案内かがやき事業について、説明していただいた。その他の活動について情報交換を行い、金沢市内における運動について、たくさん学ぶことができた。



  長野市長への要望書との懇談会

   5月19日(金) 11:20~5月1911:50  

   長野市役所 市長室     参加者7名

                     令和5年5月19日

長野市長荻原健司様

                   長野市聴覚障害者協会

                   会長 寺 澤 正 剛

   長野市手話言語条例の制定に関する要望のついて

 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 平素は、長野市に在住または在勤している聴覚障害者の福祉増進に格別のご高配ご指導を賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、標題の件について別添のとおり、要望書を提出致しますので、よろしくお願い申し上げます。

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手話言語条例の制定について
手話言語条例の制定に関する要望について.pdf
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後列左より

河原会員 北澤青年部長 上平企画部副部長 関川会計部長 臼井長野市保健福祉部長

前列左より

清水事務局長 寺沢さゆり市議会議長 荻原健司長野市長 寺澤会長 千野副会長




長野市聴覚障害者協会創立15周年「ヒゲの校長」3回上映会

 長野市聴覚障害者協会創立15周年を機に、手話の普及啓発を図るための取組の一環として、4月1日(土)サンアップルにて、『ヒゲの校長』の上映会を行った。参加者は266名。

 昭和初期のこと、ろう学校ではかって手話が排除されていた時代があつた。画一的な口話法の推進に強く反発し、手話教育の普及に努められた高橋先生。高橋先生を献身的に支えた奥さんの姿には感銘を受けた。特に奥さんが病床にふせったとき、高橋先生に子供たちが待っているから行きなさいと諭(さと)した場面には涙してしまった。

 私たちもろう学校では手話を教わっていない。ろう学校の先輩が手話で話しているのを見て自然に覚えていた。

 第一言語(母語)として日本手話、第二言語として書記日本語をきちんと教育に取り入れているのは明晴学園のみであろう。ろう者としてのアイデンティティを身につけるためだという。手話は言語であることを再認識できた上映会であつた。

 上映会に参加された皆さん、ありがとうございました。

  創立15周年長野市聴覚障害者協会実行委員長 北田 和弥

  ①10:00~12:00    74名

      ②14:00~16:00  151名

      ③17:00~19:00    41名

                        合計    266名